大きな大きな波を
正面から被ったような衝撃でした。
子供にモノを買い与えることに対してとても厳しかった母ですが、本だけは別でした。
数年前、子供の頃の書籍を思い切って処分したのですが
その中でどうしても手元に残しておきたいものだけ数冊残しました。
そのひとつが、丸木位里・俊夫妻の
「ひろしまのピカ」。
恐ろしい気もするけど
でもちゃんとこの絵を見なくちゃ
先日Eテレの「日曜美術館」にて
丸木夫妻が描いた「沖縄戦の図」
全14作品が収められている
佐喜真美術館が紹介されました。
館内に入ると真正面に目に入ってくる
チビチリガマでの集団自決の絵が映し出された瞬間
画面越しなのにものすごく大きい、
波のようなエネルギーが私の心を攫っていくようで
涙がこみあげてきました。
という強い使命感のようなものに突き動かされる人の絵筆というのは
こんなにも強いパワーを放つものなのかと、改めて感じ入る作品でした。
アロマセラピストとしての器を
もっと もっともっと
磨いていかないといけないと
決意を新たにしています。