2021/03/15
ホリスティックアロマセラピー&リフレクソロジーKiku
掛川のホリスティックアロマセラピー&リフレクソロジー Kikuです。
ひさしぶりにオンラインでシンポジウムに参加しました。
看護師であり、臨床宗教師として患者さんのスピリチュアル・ペインのケアに携わっておられる
玉置妙憂(たまおき・みょうゆう)さんのお話しでした。
玉置さんは30年看護師として医療に携わっておられますが、ご主人の死をきっかけに出家し
治療が及ばなくなった方の心に寄り添うためのスピリチュアル・ケアにも携わっていらっしゃいます。
ここでいうスピリチュアルというのは日本語に訳すと『魂』とか『霊性』となりますが
いまいちピンと来ませんね。玉置さんのお言葉をお借りすると
スピリチュアル・ペインというのは「問われても答えられないもの」です。
スピリチュアルというものは本来誰もが生まれた時から持っている箱のようなものだと玉置さんは例えます。
生命を脅かす病いに直面したときなど、はじめてその箱のふたが開きスピリチュアル・ペインが現れるのだと。
終末期の患者さんが「なぜ自分が死ななければいけないのか」「自分の人生とは何だったのか」と問うた時
それに対する答えはありません。
「いずれ死ぬのはわかっているけどわからない」
「死にたいけど生きていたい」
「取り乱したくないけどパニックになる」
「身体はしんどいけど心は希望を探している」
というように、相反する自分と自分がいて、その間で患者さんは常に気持ちが揺らいでいます。
そばにいて患者さんの言葉に耳を傾け、ご自身で自分の気持ちに折り合いをつけていく作業を見守ることが
スピリチュアル・ケアだとお話しになりました。
また、スピリチュアル・ケアは「する」ものではなく、
‟相手の力・自分の力・場の力” 3つの力が相まって
『あなたと話ができてよかった』とお相手の方がもし仰ってくれたなら
後付けで成立するものだとも仰っています。
苦しむ人を前に、何かをすることで何とかならないものかと
doの部分に囚われてしまいがちなのですが、
本人にしか出せない答えを見つけることや、本人が納得できる人生を歩むといういことにおいては
私たちはそこに共に「いる」ということが大事になるのだろうなあと思います。
とても、とても難しいことなのですが 常に心掛けていたいと思います。
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