ホリスティックアロマセラピー&リフレクソロジーKiku

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2021/01/31

香りと記憶

ホリスティックアロマセラピー&リフレクソロジー Kikuです。

 「遠州の空っ風」が吹く毎日ですが、今日は晴れて温かかったのでお布団を干しました。冬の晴天の下で干されたお布団の匂いはすごく気持ちが良くて好きです。精油に出合うまで、化粧水や生活用品などに添加される合成香料の匂いが好きではなく、できるだけ無香料のものを選んでいました。最近は入浴剤などでも天然精油が配合されている商品もあり、以前より積極的に香りを楽しんでいます。

 一方で日々の暮らしの中の「好きな香り」というのはたくさんあって、その香りは得てして過去の記憶と繋がっていることが多いかもしれません。

 香りと記憶との関係は「プルースト効果」というものがあります。フランスの文豪マルセル・プルースト(1871-1922)の代表作『失われた時を求めて』という小説の中で、語り手が朝食のマドレーヌを紅茶に浸したとき、その香りを嗅いで失われていた幼少期の家族の記憶が蘇ったことから、香りによってそれに結び付く記憶や感情を呼び起こす現象を「プルースト効果」と呼ぶようになったそうです。

 好きな香りは先ほどの干したてのお布団の匂いもそうですが、新茶の時期にお茶工場から漂ってくる蒸気で蒸された茶葉の匂いや、雨が降ってくる直前から実際に降ってくるまでの湿った草やアスファルトの匂いとか、その多くは幼いころに学校の行き帰りで嗅いでいたり、日々の生活の中で香っていたものだったりが多く、その香りを嗅ぐたびにとても心が落ち着きます。忙しい日々の合間にこそ、好きな香りでゆったりと身体を休めることもおすすめです。

 

 ちなみに、嫌な香りというのも記憶と結びつくものでして。

 信州の親戚から野沢菜がよく送られてきて、昔母が日が経って酸味の強くなった野沢菜をごま油で炒め物にリメイクしていたのですが、実はその匂いが苦手でした。一方、九州出身の父は昔から高菜漬が実家の食卓に上がっていたそうで、テレビ番組で「美味しい!」と連呼されていた高菜漬のことを懐かしそうに話したため、「じゃ、お取り寄せしてみよう!」と注文したのですが、一向に箸をつけません。昔のように炒めたら食べるのかしらと思い、苦手な匂いと格闘し作りましたがそれでも食べません。

「あれ?食べないの?」「いや~高菜漬は子供の頃いやっちゅうほど食べたんや」

え。待って。嫌だったのなら注文する前に止めて(笑)。

私一人でこんなに食べられない…(ToT)

 

 
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